知らないだけで損をする!!超重要な指標【米国雇用統計】の簡単な見方

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「米国雇用統計のマーケットに与える影響を知りたい!」

「雇用統計がたくさん発表されたけど、どれが大事なの?」 

この記事を最後までお読みいただくと、このような疑問をすべて解決することができます。

日本に住んでいると、普段は米国の雇用統計を気に掛けることは少ないかもしれません。

しかし、アメリカの経済は日本を始めとした各国と密接に関わっており、株式への投資をしている方はもちろん、投資をしていない方にとっても景気の行方を左右する超重要な指標なので、一緒に確認していきましょう。

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雇用統計は全部で10数項目あるが、注目すべきはふたつだけ!

米国雇用統計では多くの指標が発表されますが、抑えるべきは次のふたつです。

  • 非農業部門雇用者数
  • ・失業率

非農業部門雇用者数は、非農業部門に対する前月と今月の雇用者数の増減を見て雇用情勢を把握することができます。

非農業部門とは、給料を貰って雇われて働いているサラリーマンが中心の部門です。

求人や仕事が多く、サラリーマンの数が増えていれば雇用者数は増えますし、仕事がなくなれば職を失う人が増加します。

サラリーマンの数は労働者数の大多数を占めていますから、米国全体の経済情勢が分かりやすく、マーケットにも影響を与えやすいといえます。

失業率とは、労働人口全体に対する失業者の割合を示す指標です。 

こちらも景気良ければ失業者は減り失業率は低下しますが、景気が悪くなってくると、失業率が増加することになりますので、景気の動向が判断しやすい指標となっています。 

他人の情報を鵜呑みにするのは危険!自分で米国雇用統計を確認する方法

 雇用統計は毎月出されており、先月との増減を一目で確認することが出来ます。

第一金曜日の日本時間で22:30(米国時間で8:30)に発表され、各雇用統計は10数項目ありますが、確認すべきは非農業部門雇用者数と失業率です。 

それぞれの統計の取り方は、米国の企業と政府機関へのサンプリング調査によって行われ、これらの項目が大きく増減することで、米国の経済情勢が良いのか悪いのかマーケットから判断されるということになります。 

雇用統計の確認方法はいろいろありますが、おすすめはヤフーファイナンスです。 

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ヤフーファイナンスはとても見やすく整理されていますし、指標毎に重要度が示されており、どの指標を気にしておけば良いのかも一目瞭然です。 

改めてこうして見ると、雇用統計以外にも各国で注目されている指標があったりして、「指標が多すぎてどれを確認すればいいか分からない…」と思ってしまうほどに種類が豊富ですね。笑

雇用統計を過信するのはNG!「織り込み済み」に注意 

次に、雇用統計が具体的にマーケットにどのような影響を与えており、 雇用統計をうまく投資に役立てることはできるのか?について解説します。 

米国の経済情勢は円高・円安に影響する 

あまり外貨に興味がない方は、「結局円高になるの?円安になるの?」とわからなくなってしまうこともあると思います。 

円高・円安というのは1ドルあたりの日本円の価値で決まります。 

例えば今1ドル=100円だったとしたら、1万円で100ドル交換できますが、 

1ドル=80円になったとしたら、1万円で125ドルと交換できます。 

これは日本円の価値が上がったということになるので、円高ということになります。 

円安はこの逆で、1ドル=110円になってしまうと円安ということになります。 

雇用統計の結果、失業率が大幅に上昇したら、不安になってドルを手放す(売る)人が増えるので、ドルの価値が下がります。つまり円高になりやすいということになります。 

雇用統計の結果から、米国の経済情勢が良さそうだと円安、悪そうだと円高になりやすいとイメージしておくと理解しやすいです。 

雇用統計だけではマーケットを制すことはできない 

ここまで雇用統計について解説してきましたが、最後に注意点です。 

雇用統計から円高か円安か予想できるなら「雇用統計を見れば、投資やFXで勝てそう!」と思う方もいるかもしれませんが、そこまで単純なものでもないんです。 

「織り込み済み」という言葉を聞いたことがある方もいると思いますが、雇用統計が発表される前に、予想を元に「結果が悪そうだから売っておこう」ということが良く起こります。 

つまり、雇用統計の発表前にマーケットに経済情勢が反映されてしまっていることがあるわけです。 

雇用統計が発表されて、結果は悪かったにも関わらず、「予想よりは悪くなかった!」と買い戻しが増えることで、予想が外れることもあり得ます。 

雇用統計を参考にするなら、マーケットに織り込み済みかどうかを意識することも重要です。 

まとめ 

今回は米国雇用統計の意味と、マーケットで注目される理由を解説しました。 

米国の指標となると、「見てもわからないかも…」と思ってしまう方もいるかもしれません。 

そんな方にはヤフーファイナンスのように各指標をわかりやすくまとめているサービスを参考にしてみるのがオススメです。 

マーケットは投資家の様々な思惑が反映されて、予想することは難しいですが、雇用統計が重要な指標であることに変わりありません。 

勉強にもなるので、一度雇用統計を見てみることをオススメします! 

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