小学生でもわかる、財務諸表!貸借対照表と損益計算書とは ~身近なものに置き換えよう~

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ビジネスマンなら決算書は見たことがある方は多いはず。 

でも、「数字や専門用語が多くて、正直よくわかってない…」 

こんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。 

もし決算書を読むことができれば、自分の会社の財政状況がわかります。 

また、これから株式投資を考えている方は、決算書が読めると情報を集めやすいというメリットもあります。 

この記事では、決済書を構成する貸借対照表と損益計算書について、 

初心者の方でもカンタンに理解できるように難しい言葉を一切使わずに解説していきます。 

この記事を読めば、「意外とカンタンだった!」と思っていただけること間違いなしですよ! 

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1.貸借対照表と損益計算書は会社のお金の”成績表” 

貸借対照表と損益計算書が何かというと、会社のお金がどのような内容で構成されているかを表す役割があります。 

それぞれ簡潔に説明していきます。 

1-1. 貸借対照表で、会社の資産の状況がわかる 

貸借対照表の内容は大きく、「資産」・「負債」・「純資産」にわかれます。 

  • 資産 … 会社が持っている財産のこと 
  • 負債 … 資産の中で、返さないといけないお金 
  • 純資産 … 資産の中で、返す必要がないお金 

わかりやすく、マイホームの例で考えてみましょう。 

3,000万円でマンションを買って、500万円は自分のお金を頭金にして、残りの2,500万円は銀行から借りたとします。 

この場合は、マンションは財産になるので、資産は3,000万円になります。 

そして、負債は銀行から借りている2,500万円。

純資産は頭金の500万円です。 

もし貸借対照表が無かったら、資産3000万円のマンションを持っていることは分かっても、返済しないといけない金額がわからないので、どのような財政状況なのか正確な判断ができなくなってしまいます。 

貸借対照表で読み取れる情報としては、例えば資産を構成する負債と純資産のうち、負債の割合が極端に大きい会社は、資産のほとんどが会社のお金ではないことになってしまいます。 

例外もありますが、基本的には負債が大きい会社はあまり経営状況が良いとは言えません。 

1-2. 損益計算書で、1年間の利益がわかる 

損益計算書の内容は大きく、「収益」と「費用」、「純利益」にわかれます。 

  • 収益 … 1年間でどのくらい収益があったか 
  • 費用 … 収益の中で、使ったお金 
  • 純利益 … 収益から費用を引いた、会社の利益 

カフェでの経営を例に挙げてみましょう。

あるカフェでは、1年間で1,000万円の収益があったとして、そこからアルバイトの方に払う人件費、家賃や光熱費、そして料理の材料等、さまざまな費用が発生しています。 

その総収益から総費用を全部差し引いて残った金額が、純利益となり会社の本当の利益ということになるのです。 

もし、損益計算書が無かったら、会社の売上は伸びているように見えてても、実際に会社の利益がどのくらいなのか判断できなくなってしまいます。 

損益計算書で読み取れる情報としては、例えば1年前の損益計算書と、今年の損益計算書を比べてみて、売上と純利益の両方が増えていたら、成長傾向にある会社と判断することができるかもしれません。 

2.貸借対照表と損益計算書を最短で理解するなら実践あるのみ! 

前の章でカンタンに貸借対照表と損益計算書について解説をしましたが、 さらに理解を深めるにはどうしたら良いのかを解説します。 

資産と一口に言っても、厳密には流動資産固定資産と分けて記載されています。 

こういった細かい部分まで理解しようと思うなら、実際に自分の日々の生活に当てはめて貸借対照表を作ってみながら、「この資産はどこに入るんだろう」と考えるのが一番の近道です。 

自営業で確定申告をされる方でもないと、普段自分で決算書を書く機会はなかなかありませんが、 実際にやってみると楽しくなってどんどん書き進めるはずです。

”やっぱり難しい・・・”という方や”もっと詳しく知りたい!!”というかたは、

簿記3級を勉強するのがおすすめです。 

簿記3級では、貸借対照表と損益計算書の穴埋め問題が出題されるので、試験勉強をしながら貸借対照表と損益計算書の実践的な知識を手に入れることができます。 

しかも、簿記の試験はこれまで年に3回しかチャンスがなかったのですが、簿記2級と3級は2020年中を目途にネット試験に対応するので、 これを機に挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。 

まとめ 

今回の記事では、なるべくカンタンに貸借対照表と損益計算書について解説をしました。 

もし、「もっと詳しく知りたい」と思ったのなら、簿記の勉強を始められることをおすすめします。 

決算書を見ると、難しい用語や数字がたくさん並んでいて、中々読める気がしない気持ちもわかります。

でも、そんな時は身近な例に置き換えて考えてみましょう。 

何かローンを組んでいるなら、「これが資産で、これが負債で…」と当てはめて考えてみる。 

そうすれば案外難しいことは書いていないことがわかると思います。 

貸借対照表と損益計算書が読めれば決算書を見るのが今までより楽しくなります。 

上場している会社ならネットから簡単に見れますので、自分の会社の決算書を見てみたら、新たな発見があるかもしれません。

いろんな会社の決算書を見てみて、自分なりに理解を深めると人生はもっと楽しくなっていきますよ!

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